電気技術開発株式会社 THE JAPAN ELECTRICAL CONSULTING CO., LTD.

EN
WORKS 実績紹介

東京国際空港航空灯火・電力監視制御装置更新事業

TOP実績紹介東京国際空港航空灯火・電力監視制御装置更新事業

東京国際空港航空灯火・電力監視制御装置更新事業

当プロジェクトのスタート前、東京国際空港(以下、羽田空港)では、航空灯火設備を運用する監視制御装置構成システムの老朽化による故障頻度が増し、継続運用が脅かされる状況となっていました。また、羽田再拡張整備として4本目の滑走路(D滑走路)及び国際線地区の整備に対応できる装置の設備も急務でした。
私たちは既存設備の実施設計等に実績があったことから、今回も基本設計・実施設計を担うことになりました。

当プロジェクトで、電気技術開発は監視制御装置更新の基本設計の一環として、まずは6ヵ年にわたる更新計画を作成。次いで、中央およびサブ監視室のレイアウトを、人間工学等を参考に作成しています。その後の実施設計としては、運用に支障が無いような工事手順の詳細検討と、各種装置の製造・設置支援を行っています。

今回の新たな成果としては、一つに羽田空港という巨大空港内に存在する様々なシステム同士を接続するための通信規格を選定し、既存メーカーにとらわれないマルチベンダーとすることができました。

また大型表示装置として採用されていた従来のグラフィックパネルから、新商品として出始めた汎用大型表示装置に変更。これにより、表示内容の多様性と導入コスト削減を図っています。また、表示対象設備の変更に対して容易に修正して表示することができるようになっています。

以上の通り、国内航空路線網の基幹空港と言える羽田空港における監視制御装置の設計を遂行したことにより、私たちには以前にも増して他の国内各空港の安全・便利をさらに前進させる、新たな更新設計の担い手として期待がかけられるようになりました。